2020.12.17

高齢のおばあさんとの出会い―トキハわさだタウンありがとうございました

トキハわさだタウンイベント

Cattonジュエリーフェア
8月に続き開催させていただきました。

場所:わったん1階中央通り6丁目シーズン雑貨

期間:12月10(木)~12月16日(水)

無事に7日間の日程を終え、熊本に帰ってきました。

昨年8月に初めて出展してから4回目ということもあり、
前回、前々回にお会いしたというお客様が少しずつできていることを
実感できたことがとてもとても嬉しかったです。


わったんはクリスマス一色で、館内もきれいでした。


わたしたちCattonは、大分県の隣の熊本県の団体さんと活動していますが、

お話を聞く限り熊本のように保護団体同士で力を合わせて活動する感じではないようです。

どんな形で当店を知ってくださってお立ち寄りいただいた方のほとんどが
個人が何らかの事情で、ねこを保護され家族に迎えてくださった方が90%以上です。

トキハさんでもCattonのジュエリーを購入してくださる方のほとんどが保護猫がお家にいる優しいお客様ばかりです。


1年に2回、開催させていただいているこの場所での催事
毎回通りかかってくださるお客様は、間違いなくわったんで
週に何度もお買い物されていらっしゃる方々です。

そしてわったんで働いていらっしゃる従業員の方で
猫と一緒にくらしている方も毎回必ず立ち寄ってくださいます♪

やっぱり地元でお買い物できるって素晴らしいことですね。

そしてそこで働くスタッフの方がそのお客様のお気持ちに寄り添って
お客様の気持ちにお応えされているのを、
外の人間として毎回感じます。

あるおばあさんとの出会い

昨年12月に、外に暮らす猫たちのためにと長年活動されいていたおばあさんと出会ったんです。

その時もたまたま私が在店していたのですが、
猫のために年齢を重ねても自分のできる範囲で
長年猫助けをなさっていたんです。

「私もう80を超えるけれど、ひとり暮らしで元気でいる間は
うちの猫(こ)になった子も近所に暮らす猫(こ)も
助けたいと思っていたの。」
とお話してくださって楽しいトークをしたんです♪

ご自身の年金でうちの子や地域猫のご飯や避妊去勢手術など
長年工面されていらして、
同じお気持ちをお持ちのお友達と3人でご飯を与えたり
そのエリアをパトロールされたりと精力的に活動されていたんです。

昨年末にお買い物してくださって、その際にも
お元気で猫たちとお幸せに!とお話していたんです。

今回、イベント会場を通過されるときに私はすぐにわかりました!!
そして、「もう1年経ったのね~」とおばあさんもおっしゃいます。

いつもこの場所で商いをさせていただいているわけではない私にとって
顔見知りの方とお会いできるのは、もう言葉に表せないほど
飛び上がるほど嬉しいのですっ!!

昨年と同じように近況のお話を伺っていると、
ご自身の体調不良とけがによって入院をすることになり
でも長期間開けることができないので予定の4分の1で退院されたとのこと。

お医者さんにも自分の体を最優先にしなさいとご指摘を受け、
今後の活動について真剣に考え
気分もかなり落ちてしまっていたと打ち明けられるのです。

おばあさんのうちの子としてお家で一緒に暮らしている猫は
なんらかの理由があって、譲渡に不向きな子が多いのです。

布団などに粗相してしまう子、
2年かけてやっと少し触れる程度になった子などなど・・・。

でも、ご自身が今年86歳になり、
病気やケガで2回入院する事態に直面したとき
この子達は今後どうしたらいいのだろう・・・
自分はずっと元気だと思っていた・・・

そしてこの子たちをどうするのが一番幸せなのか。

と、真剣に悩まれていました。

悔しいことに私はすぐに力になることができませんでした・・・

「来年同じ場所に必ず来るのでまた必ずお会いしたいです!」
「それまでに何かいいニュースがあったら持ってきてね♪」
と笑顔でお話してお別れしました。

昨年同様、同じ時間のバスがあるからと
一度立ち去られたのに、売り場に戻っていらして
「のりはお好き?」と言って買ったばかりの海苔を開封して
差し入れしてくださいました。

せっかくいただいたのに、
その日、ホテルに戻ってお酒を目の前にしても
食べられなかったのは言うまでもありません。

来年、また必ずお会いしたいです。

このブログは目にしてもらうことはないかもしれませんが
今もずっとおばあさんの言葉が心に残っています。

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