こんにちは。
本日もCattonのブログ、スタートしますよ!
更新者は、髙濱です!最後までどうぞ、よろしくお願いいたします。
さて突然ですが、このブログを読んでくださっている方、お家に絵本はありますか?最後に読んだのはいつですか?
私はここ1年で数回、読みました。ただ絵本といえば子ども時代の印象が強いですよね。
私も幼い頃は、毎日のように寝る前に一冊母が読み聞かせをしてくれていました。
今でも内容、文章、母の読み方を覚えている作品があります。
ただ一番記憶に残っているのは、かぐや姫のときは毎回、「おじいさんとおばあさんが可哀想💧」と言って号泣していたことです。
過去を振り返って思い出したときに我ながら、純粋で可愛い幼少時代だなと思います(笑)
と、私の思い出話はここまでにして、早速本題に入っていきますね!
なまえのないねこ
いきなり大人の自分になぜ、絵本について問いかけてきたのだろう?このように思われた方もいるかもしれません。
実はとっても素敵な猫の絵本があるので、ブログでもご紹介できたらいいなと思っていたのです。
「なまえのないねこ」
今日ご紹介したい絵本のタイトルです。
絵は、町田尚子さんで文は竹下文子さんが書かれています。
主人公はこの表紙にいるとても可愛いキジトラの猫です!
商店街で暮らしている1匹の野良猫なのですが、、、
町で見かける猫、本屋さんや喫茶店で見かける猫には名前がある。自分も名前が欲しくて、ぴったりの名前を見つけるために町をさまよい続けます。
名前を探す毎日を送っていた猫ですが、、、
ときには人に酷い言葉を言われる中で、この子が最終的に出会ったもの、求めていたものは何だったのでしょうか?
どんな風にこの物語が終わるのか、ぜひご自身の目で確かめてみてください。
私がこの絵本をご紹介したい理由
この本の世界観が、よくある日常の中だから感情移入がしやすかったのが原因だと思っていますが、とにかく心に変化を起こしてくれたからというところが大きな理由です。
読み進めるにつれて、主人公のキジトラの心に私が住み着いてしまったのか、最後の方の文を読んだときは心を握りつぶされる感覚に陥りました。
猫は姿形が違うだけで、一緒に過ごしていると私たちの言葉をしっかり理解しているんだなぁと感じることがよくあります。
何なら私たちの顔をよく見て、心を見透かしているときさえあります。
だからこの絵本を読んで、猫に対してマイナスの感情を持っている人は彼らに対して身体的だけでなく、精神的にダメージを与えていることもある!ということに気づかされました。
心無い言葉が相手を傷つけるということは、私たちはよく分かっているはずなのに、、、
だからこの絵本のおかげで、改めて自分以外の生き物に接するときは言葉や語尾をしっかり気を付けようと思うことができました。
~して欲しいよりも、~してもらえると嬉しい。などちょっとプラスした言葉を使ってみたり、どんな言葉だと相手の心が温まるか、よく考えていこうと思います。
絵本から学ぼう
絵本は、小さいお子様向けにつくられている。と思われる方が多いかと思いますが、童心に変えるということではなく、純粋に読書として読んでみるとたくさんの発見があってとてもいいですよ。
子供向けの本だからって侮るなかれですよ!
言葉が単純だからこそ、そこに込められた思いを色んな角度から想像できるところが絵本の魅力だと思っています。ある意味、哲学書というカテゴリーに入れてもいいのではないかと思うくらい、新たな発見や気づきの連続なのです。
歳を重ねていく中で色んな人と出会って、多くの景色を見ると思うのですが、子ども時代の何十倍、何百倍も知識がついているから色んな感情を与えてもらえるのです。
また絵本は色彩の美しさや、可愛らしい絵がとても多いので癒し効果も抜群です。
社会の荒波に揉まれて、少しだけ心に雲がかかっているよという方、一日の最後を絵本で締めてみるとほっと一息つけるかもしれません☺️
優しく温かい世界や、ストレートに感情をぶつけてきてくれるそんな絵本の素晴らしさが私たちに教えてくれることがたくさんあります。
Cattonで保護猫と一緒に過ごしているから、大好きな猫がみんな幸せになってほしいから、いろんな形で猫のことを考えてもらえたら嬉しいなと思って絵本をご紹介しました。
猫に生まれてきてよかった、そう思ってもらえるように。