2019.6.28

猫を保護したらやるべきこと

この春は、子猫の保護についてかなりの相談がありました。
毎週何人もの方からメールやお電話でお問い合わせが続きます。

私達Cattonは保護猫のジョートフルステーションを作り、
譲渡活動を行っていますが、
ここで野良猫や棄てられた猫の保護は行っていないのです。

当店HPにも記事を記載していますが、
現在お預かりしている保護猫たちを守らなければならないからです。
https://catton.jp/knowledge

猫は多い場合で1年に4回妊娠出産が出来るといわれています。
特に春と秋は多くの猫が出産するので
子猫を保護したというお話が後を絶ちません。

当店で保護することはできなくても、出来ることがあるかもしれません。
子猫を見つけたときに、初動がとても大切。
もし子猫を救いたいと思ったら、、
まず誰でもできることがあるはずなので、これが広まるといいなと思います。

子猫を保護したらやること
※朝日新聞さんの記事より抜粋
https://www.asahi.com/articles/ASM646W86M64PTIL02B.html?fbclid=IwAR1fZqQmtmIhTtl-Il9Qiaq2Iuv_IZowsmYQBbcPM-F8dBqpIbh8lNoimQ4

5月~6月の2か月間は、ネットで調べていたらCattonが出てきたといって
電話やメールでの相談が相次ぎました。

雨が降っているし放っておけなくて・・・
庭で産まれて困っていて・・・

色々な事情で相談されます。

しかし、その相談の裏にはただただ引き取ってほしい
という本音がちらっと見え隠れすることが多かったのです。

何とかしたいという方は、
「自分でできることは何か」と相談されます。
その上で、私達Cattonでできる最大の協力をお話しします。

SNSでシェアすることで
Cattonと連携をとっている保護団体さん方もシェアしてくださいますから
かなりの方に広めることができます。
保護した親子4匹を一緒に受け入れてくださったケースもあります。

ご相談を承ったあと、色々お話をしてご納得された方の中には
どうしたらいいのか相談し、ネットや電話など様々な方法で調べ、
預かってくれるといってくれた所まで1時間以上かけて連れていき
そしてその後の経緯もきちんとご報告いただき、
最後には家族が見つかったと嬉しいご報告がありました。
新しい家族の元での写真まで送ってくださったのです。
保護してくださって感謝しかありません。

毎年シーズンになると保護団体さんは身を削ってレスキューされているのです。
こういった問題を解決するためには
避妊去勢しかありません

避妊去勢の必要性

動物愛護団体さんがシェアされていた画像です。
自分の猫は家猫だから
うちの猫はオスだから
という安易な考えは決してしてはいません。

避妊去勢をしていない猫で発情期を迎えた子が
ふとした拍子に外に出てしまい、妊娠してしまうという現実があるからです。

去勢手術を行っていないオスは発情してしまうと
メス猫を追いかけ回し、逃げていたメス猫が道路で事故に遭うというケースも嫌というほど聞きます。

先日も同じような相談を受けました。
普段は家猫として飼っていて
適正な避妊時期であることを認識しながらも
今度のタイミングで。と考えていたそうです。
急に外にいきたがるのでほんの少しの間外にだしたら
その後、少ししたタイミングでお腹が大きくなっているのに気づいた。

「こういう場合保護してもらえますか?」

冗談ではありません!!
手術の必要性が分かっておきながら
うちは大丈夫だと過信していた証拠です。

少しお話を伺っているとご自身の責任も考えていらっしゃる様子で
今後このようなことが絶対起きないよう
必ず手術を行ってくださいと説得しました。

産まれてしまっては困るので、堕胎手術を行うつもりであるとおっしゃいました。

「堕胎手術を行うのに補助金などがあるのか?」

そんなことがあれば、
団体も個人でNTRをされている方も苦労しません!

どの保護団体さんも、苦しい資金繰りから
レスキューした怪我した子、避妊手術などの医療費を負担されています。

避妊去勢につきましては、熊本県内でも補助金の対象病院が増えました。
まずは動物基金に申込が必要です。

先ほどの相談をして下った方は荒尾市にお住いでしたが
遠方になっても対象の病院まで行って補助を受けられるのか
近隣ですぐにでも行うのか判断してほしいとお話ししました。

1匹でも多くの猫を幸せにしたいと願っています。
しかし、施設・スペース・人員・費用には限界があります。
私達は猫助けのためのジュエリーブランドです。
ジュエリーを買っていただいてはじめて猫助けを続けることができるのです。

これからやりたい猫助け等夢は膨らみますが
本業である商いがうまくいかない限り、保護猫の里親探しも継続できません。

でも、今私達にできる保護猫の譲渡活動
この子たちのずっとの家族を探すこと、
一生懸命頑張りたいと強く思います。

今日Cattonにいる兄弟猫は元気です。
仲良し兄弟なので、一生一緒にいてほしいと願っていますので
二匹一緒に家族として迎えてくださる方を募集しています。

里親募集中の保護猫

どうぞよろしくお願い致します。

Catton 店長 梅崎

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