2020.11.3

犬猫の殺処分ゼロを目指す、熊本県動物愛護センター訪問

私たちCattonは、日本初の猫の譲渡ができるジュエリー工場で毎日お客様や保護猫と触れ合っています。Cattonの工場がある熊本県は“犬猫の殺処分ゼロ”を目指しています。多くの人の努力と協力があり、この目標に近づいているところです。

保護猫の譲渡に関わる私たちだからこそ、熊本県動物愛護センターの現状を知る必要があると思い、訪問しお話を伺い、しっかり勉強してきました!

今後私たちが何を知り考え、行動していかなければいけないのか改めて考えることが出来ました。とても有意義な時間を過ごすことが出来たので、皆様にも共有させて下さい。

熊本県動物愛護センターはどんなことをしている?

県内(熊本市を除く)の各保健所から搬送されてきた犬や猫たちを保護しています。
定期的に県内の小学校の子ども達に、動物との触れ合い方教室を実施したり、熊本県動物愛護センターで譲渡会の
開催もしていらっしゃいます。

犬や猫のお世話をしているスタッフの方は、約10名です。この他に犬のお散歩ボランティアの方がいます。皆さんが犬や猫のご飯や部屋の掃除もされています。

熊本県動物愛護センターの様子

熊本県動物愛護センターにいる犬は野犬出身の子が多く、人に懐かない・噛んでしまうなど譲渡することが難しい場合があります。それでも命を終わらせる選択を避けるために、毎月その子たちのことを話し合い訓練を重ねているそうです。

犬舎・猫舎の環境

熊本県動物愛護センター
保護犬の様子

私は動物愛護センターと聞くと、どこか薄暗くどんよりした雰囲気をイメージしていました。犬や猫の部屋も狭く、動物にとって良い環境ではない場所を想像していました。

しかし実際は掃除が行き届いており、動物の匂いを強く感じることもなかったです。
猫の部屋は冷暖房設備は勿論ですが、爪とぎやキャットタワーもありました。

熊本県動物愛護センター
キャットタワーと猫
熊本県動物愛護センター
ハンモックと猫

それぞれがケージの中に毛布やハンモックを準備してもらっていて、リラックス出来る空間が作られているなと
感じました。

犬や猫の表情・反応

愛護センターにいる犬は野犬出身の子が多く、保健所で譲渡に至らなかったから熊本県動物愛護センターに引き取られています。

実際に犬舎の中を見せて頂きました。それぞれが繋がれた状態で私たちを見て吠える子がほとんどでした。
中には物凄く怯えたような、不安そうな目でこちらを遠慮気味に見てくる子がいて、、、

人への不信感がダイレクトに伝わってきました。

その子の目や反応を見た時は、胸が締め付けられる感覚に陥りました。今でもしっかりその表情を思い出すこと
が出来るくらい、私の中では強く印象に残っています。

猫舎には子猫から成猫までいました。猫は比較的、人懐っこい子が多かったです。
「にゃーにゃー」しっかり鳴き、怯えたりする様子もなく元気いっぱいの可愛い子ばかりでした。

熊本県動物愛護センター
人懐っこい保護猫

家猫でも、初めましての人間を警戒する子が多い中、触って抱っこやナデナデも許してくれて家族として迎え入れることを想像しやすかったです。

愛護センターの現状は?

熊本県愛護センターの現状は収容数は減少傾向にあるようです。ただ本来、犬は50頭までですが今年の3月には150頭いたとの事。熊本県動物愛護センターにいる犬は保健所にいたが、そこで譲渡が叶わなかった子です。

そんな子が150頭もいる、これを知って何を思い考えますか?

「人に慣れている子」これが大前提にある里親探し。では人に慣れていない、人への感染が考えられる病気を持っている。4月には50頭をきったそうですが、上記のように譲渡が難しい子の今後の人生はどうなるのでしょう。

熊本県動物愛護センター
保護されている子猫

猫については受け入れ口を狭めているとの事。これは野良として生きている猫がいること、今後猫の数が増え、交通事故や虐待に合う可能性が高まることも考えられます。

県の愛護センターだから予算も限られています。命を全て救いたい・人に慣れるまで時間やお金を費やしたい、それが出来ないのが現実問題としてあります。県民全てが犬や猫が好きというわけではありません。税金を動物に使うなんて、そう考える方はいます。

この考えを否定するつもりはありませんが、好き嫌い 関係なく野犬・野良猫・多頭崩壊の問題について国全体で考え、行動に移していくべきだと思っています。

人と動物の共存

動物と人間。見た目や言葉が違うだけで同じ貴重な命に変わりないはずです。

ただペットショップでは命をお金でやり取りしています。交通事故や虐待、これらに対する処罰はまだまだ軽いように思います。動物側になれば簡単に想像出来る痛みや恐怖心。

自分だったら、、、
そう考えるだけで考えや行動は変わると思います。

知らない・興味がない、これで済ませることが出来ないくらい野犬・野良猫・殺処分は大きな社会問題として確立しています。今後私たちが目指すべき近い未来は、動物を家族として迎え入れる際にペットショップではなく、動物愛護センターや保健所・保護団体さんから譲渡してもらうことを視野に入れて頂けるようにすることです。

そのために、情報発信をし続けていかなければいけないと思っています。

多くの人に保護された動物の背景を知ってもらい、そこで感じた「何か」を次に繋ぎ、最終的には望まれない命という言葉を聞かない世の中にするべきです。

保護動物の存在

保護犬や猫がいる。そこに関わってくれている人のことも考えてほしいです。

愛護センターの職員さんは、世間の施設に対する勝手なイメージで心ない言葉を受けることもあると思います。
いつも人間の身勝手な理由や知識不足で、路頭に迷っている小さな命を預かり、様々な葛藤と闘いながら毎日責任
ある仕事をして下さっています。

また保護団体さんや、里親が見つかるまでの預かりボランティアさんは自身の仕事や家事の合間を縫って猫のため
に活動して下さっているのです。

保護猫がいるということは、何かを失ったり削っている人がいるということでもあります。唯一平等である時間を、動物の幸せのために使っている人がいて、どうにか成り立っている社会であるということを知り、忘れないでほしいです。

常に多くの犬や猫が、生涯大切にしてくれる家族を待っています。

熊本県動物愛護センターの譲渡の流れ

①里親希望の方が愛護センターに見学へ
②審査(家の環境や相性)※犬の場合は数回お散歩をしてもらう
③条件クリアの場合は譲渡

譲渡までは早くて1週間から10日ほど時間を頂くようです。

https://www.kumamoto-doubutuaigo.jp/animals/index/type_id:3/animal_id:1

↑熊本県動物愛護センターの保護犬、猫情報

命を譲渡するわけですから、里親希望者であれば誰でも良いというわけではありません。

動物と暮らすということは、その子のご飯や排泄、安心で快適な環境作り、病院など人間と同じようなことにお金が必要になります。今はペット保険もありますが、動物の医療費は人の倍は必要になります。異変を感じた時にすぐに病院へ駆け込める足も重要です。

可愛いから、癒されたいから、猫や犬が好きだという気持ちだけでは難しいものがあります。

終生大切にして下さると確信でき、その子に何があっても家族として一緒に生活する!
この覚悟が一番大事だと思います。

1人1人が保護動物のことを知り、自分に何が出来るのか考えて小さなことからでも行動してもらえると絶対に人と動物の明るい未来に繋がります!

私たちCattonは、1匹でも多くの保護猫の幸せのために活動していきますので、一緒に猫・犬助けをしていきませんか?




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