2021.4.24

日本は動物にとって生きやすいの?

保護猫(サビ猫の姉妹)

こんにちは。
Cattonの髙濱です。

今日は、世界と比較したときに日本は、動物にとって生きやすい社会なのか一緒に考えていきたいなと思って書いています。

今後は世界各国の動物福祉や動物愛護、そこに住む人が動物をどのような存在だと思っているのかに焦点を当てた内容もお届けしようと考えています。

理由としては、日本では人と動物がイコールで結ばれていないと思っており、どのように動物と共存していくべきなのか、現状のどこを変化させていくべきなのか、常に考えなければいけないと思っているからです。


まずは、日本は今どうなっているのだろう?と簡単に触れていけたらいいなと思っていますので、何か飲みながらでも読んでいただけると嬉しいです!

日本は動物愛護後進国?

先進国である日本ですが、私は動物に関することは後進国だと思っています。

その理由として動物の生体販売が当たり前のようにあること、動物のための法律や規則が曖昧な部分が多いと感じるからです。

同じ命であるはずですが、人間中心になっているなと思うことが多いのです。

昨年からコロナウイルスの流行でお家時間が増えました。すると、「ペット需要」「ペットブーム」という言葉をよく見聞きしませんでしたか?

この言葉は、動物の命や存在がどこか軽く扱われている気がして、私個人としてはあまり好まない表現の仕方です。

世間一般に目を向けたとき、動物は自分たちの支配下にあるという感覚を持っている人が多いのが日本の特徴としてあるような気がします。

もちろん、皆がみんなそうではないです。

動物の幸せのためにという思いで、ご自身の時間やお金を使ってボランティア活動をしている人もたくさんいます。

命に責任を持ち、家族として迎え入れ毎日たくさんの愛情を注ぎ、その子にとってより良い環境作りをされている方もいます。


動物に関して、多様な考え方や価値観が存在することはもちろんですし、好き嫌いもあるでしょう。

それでも同じ場所で生きているのだから、お互いが心地よくあるために思いやることが大事なのではないでしょうか。

人同士でできることが、姿かたちが違う動物にはできないということはないと思います。


日本を全体的にみたときに、まだまだ変えていくべき点が溢れていると感じてしまうのが現実としてあります。

他国では、動物を同じ生き物「個」として尊重した接し方をしているところが多いです。同じ人間なのに、なぜこのような違いが生まれたのか、歴史を振り返ると見えてくるものがあります。

欧米人と日本人と犬の歴史

歴史を遡ってみると、欧米人はもともと犬を狩猟のパートナーとして迎え入れています。

つまり犬を大切な「バディ」として一緒に過ごしてきたのです。

また室内でも靴を履いて過ごす生活スタイルと、共に狩りをするための信頼関係を培うためには、犬を室内で飼うことが自然になりました。

反対に日本では、家の外につないで「番犬」として犬を飼う習慣がありました。

今でもそのような目的で、犬と暮らしている方はいると思います。

何か特別な訓練をすることはなく、誰かが来たときに吠えてもらう、という役割を任せていたのが日本人です。

家に入るときは、靴を脱ぐというのが一般的な日本のスタイルですので、外で飼うことが自然になっていました。

この考え方や意識の違いが、日本と海外での動物の社会的地位に変化をもたらしたのだと考えられます。

動物愛護先進国であるヨーロッパでは、ペットに対する虐待には重罰が科せられる一方で、日本ではペットとしてよく飼われる犬や猫は長いあいだ、「もの」として扱われてきたのです。

日本で生きる動物

私自身、幼少期から海外の文化や動物が好きなこともあり、日本以外の国はどうなっているのかよく調べていました。

またペットショップを覗いてみると、命に値段がついている、セールの文字、この現実がとても不思議で不快でした。

この狭い環境でこの子たちは毎日生きていくのかな?今後どうなるの?とどうしようもない不安に駆られたこともあります。

海外では、動物の生体販売をしていない国がたくさんあります。

またイタリアでは犬の散歩を1日3回以上しないと500ユーロの罰金が科せられるようになっています。

各国の対応や考え方を知ると、なぜ日本は?という思いが止まらなくなります。

だからこそ、日本の人間と動物の未来を変えていきたい、変えなければいけないと思うようになりました。


小さなことでも、自分にできることを見つけてやっていこう!


例えば、保護猫や保護犬の存在やボランティアの方の活動、海外の事例などを周りの友人に伝えたり、発信するだけでも変わります。

知らない・動物が好きではない。この思いで済ませてはいけないくらい、動物は私たちや社会と強い結びつきがあります。

一人一人がお互いの幸せを真剣に考えて、自分にできることを積み重ねていくことで、絶対によりよい未来に繋がります。

同じ地で生きている限り、関係ないことはないのです。

Cattonのブログと読んで下さる皆さま

今回は第一弾ということもあり、日本の動物との関わり方や価値観について軽く触れました。

動物愛護先進国に比べると日本は100年遅れていると言われています。

なぜこのように言われているのかは、法律などもっと深いところにも焦点を当てる必要があります。

次回、もっと深いところに触れた内容でお届けします。

動物の生活や個を尊重するために何がどうなっているのか、お伝えしていきますね!



私はCattonやこのブログを通して、より多くの方と動物の幸せについて一緒に考えて、みんなで幸せになる道を作っていきたいです。

皆さまが知っている動物のための活動、頑張っている人、たくさん教えてください。

お互いの知識と思考を合わせて、動物愛護先進国な日本に変えていきましょう。

今を生きる私たちが、少しずつ日本を動かしていけるように。

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